普通に生活をしていても、ずっと寝ていたい状況になってしまう事もあります。仕事で疲れていたり、前日に夜ふかしをしてしまったりと、理由は様々あるかと思います。
しかし、ずっと寝ていたいという状況の際に、何らかの病気が隠されていることも多々あります。
今回は、心理学からの視点で寝ていたい状況について解説していきます。
目次
1、自分の気持ちを口にできない
ずっと寝ていたいと思う心理状況の一つ目は、自分の気持ちを口にできないというものがあります。
ビジネスでは、上司や社長命令で自分はやりたくなくてもやらなければいけない仕事がありますよね。周囲から期待を込められているのに、自分は本当はやりたくない時など、自分の気持ちと裏腹な現実に直面します。しかもその気持ちを表に出せない時に、ずっと寝ていたい状況になります。
2、自分を責めてしまう
ずっと寝ていたいと思う心理状況の二つ目は、自分を責めてしまうという場合があります。
何か大きな失敗をしてしまい、たくさんの人に迷惑をかけてしまった場合、この世から消えてしまいたいという自責の念にとらわれ、誰にも会いたくないという心理状況から、ずっと寝ていたいと考えてしまいます。
3、現実と向きあいたくない
ずっと寝ていたいと思う心理状況の三つ目は、現実と向き合いたくないという場合があります。
突然の災害など、自分では解決できないようなどうしようもない現実に直面した時、もうなにもかもしたくないと絶望的になり、ずっと寝ていたい状況になってしまいます。
また、恋愛において、告白してフラれてしまい、その現実を受け入れられないときにも、ずっと寝ていたい状況になります。
ずっと寝ていたいときに考えられる病気
ずっと寝ていたいと思うときには、病気がその影に隠れている場合もあります。どのような病気の際に、人はずっと寝ていたいと感じてしまうのでしょうか。
次に、ずっと寝たい状況における病気の疑いについて解説していきます。
①夏バテ
暑い時期に、体がだるくなったり、食欲がなくなってしまうのが夏バテです。夏バテになってしまうと、体の疲労感があるため、ずっと寝ていたい状況になってしまいます。
昼間に太陽にあたるのは、身体にとって大切ですが、夏バテになってしまった時には、水分と栄養をしっかりと摂って、ゆっくりと身体を休めましょう。
②ストレスによる精神疾患
ずっと寝ていたいと考えてしまう時に、職場のストレスなどによる精神疾患が隠れている場合があります。どうしてもこのままずっと寝ていたいため、どこにも行きたくないという状況に陥ってしまう前に、どうも身体がおかしいと感じたら精神科やカウンセラーに相談してみましょう。
最近では、病院でも相談しやすいセラピールームをつくったり、職場にカウンセリングルームをつくっている場合もあります。
無料で電話相談もあるので、相談してもいいと思います。
③睡眠障害
睡眠障害で、変な時間に目が覚めてしまったり、眠りが浅かったりした場合、ずっと寝ていたい状況になってしまうことがあります。主にストレスからくるものが多いですが、中にはうつ病などの初期症状の場合もありますので、異変を感じたら受診しましょう。
④自律神経の乱れ
自律神経は、心臓や胃や肝臓など、自分の意志では動かせない器官を動かしています。交感神経と副交感神経があり、入れ替わることで、寝起きを良くしたりリラックスさせたりしています。
しかし、自律神経失調症などの病気により、自律神経が乱れ、ずっと眠れない状況やずっと寝ていたい状況になってしまうことがあります。
⑤生活習慣病
ずっと寝ていたい状況になっているとき、糖尿病などの生活習慣病が隠れている場合もあります。特に糖尿病は、食事の後に猛烈な眠気がくるという症状もありますので、ずっと寝ていたいという状況が続く場合には、無理をせずに一度病院を受診してみましょう。
ずっと寝ていたいときの対処法
ずっと寝ていたいと考えることは、病気ではなくとも、疲れている時や夜更かししてしまった時にも起こります。では、ずっと寝ていたいと感じた時には、どのように対処すればいいのでしょうか。市販の眠気覚ましグッズを購入するのも一つの手ですが、ここではそれ以外の対処法について紹介させていただきます。
ずっと寝ていたいと感じた時の対処方法について解説していきますので、ご参考までに。
1)気が済むまで寝る
ずっと寝ていたい時には、何も考えず、まずは布団に入りましょう。そして、気が済むまで寝ます。もちろん、仕事や学校があるときにはできませんが、休日にずっと気が済むまで寝てみましょう。布団に入ると、意外にも眠れずに起き出してしまったり、2~3時間でスッキリ目が覚めてしまうこともあります。
しかし、寝すぎてしまうと、今度は体が逆に重たくなり、だるく感じてしまうこともありますので、気をつけましょう。
2)自分が好きなことをする
自分が好きな事は、食事や睡眠時間を削ってでもやってみたいと考えている人もいます。ずっと寝ていたいと感じた時には、まず自分が好きな事をやろうと頭に思い浮べると、気持ちがスッキリして、眠気がなくなってしまうこともあります。
それでもずっと寝ていたい時には、無理をせずに寝てしまいましょう。しっかりと睡眠時間を取ることで、頭がスッキリとし、改めて自分が好きな事と向き合うことができるようになります。
3)生活を見直す
ずっと寝ていたいと感じた時には、生活を見直してみましょう。生活リズムが狂ってしまっている場合があるからです。仕事で日勤と夜勤が繰り返されていたり、夜更かししてしまっているなど、仕事上どうしょうもないこともあれば、そうでない場合もあります。変えられるものは変えていき、自分の体にあった生活リズムを見つけましょう。
また、生活そのものは変わらなくても、現状を自分なりに理解し、受け入れることも大切です。
4)病院へ行く
ずっと寝ていたい状況になっている場合、状況によっては、大きな病気が隠れている場合があります。精神疾患だけではなく、生活習慣病が原因になっていることもあります。早期発見することで、病状を悪化させずにすみますので、異変を感じたら、病院に行きましょう。
ただし、病院によっては自分の病状が分からず、いくつもの病院をハシゴしてしまうこともありますので、総合診療科などがある病院に行ってみましょう。
ずっと寝ていたいときは無理しない
ずっと寝ていたいときは、無理するのはやめましょう。眠たいときには、まず寝てしまうのが一番の解決方法です。学校や職場でも、休憩時間はありますので、眠気がひどい時には短時間でもいいので、睡眠をとるようにしましょう。うつ伏せで15分くらいの仮眠が、頭をスッキリさせると話題になりました。時間がない時に試してみましょう。
また、どうしてもきつい時には、学校や会社を休むことも一つの手段です。
ストレスを感じているサインかも
ずっと寝ていたいと感じるときには、ストレスがたまっている場合があります。周囲の状況や働き方などが、自分に合っているのかをもう一度見直してみましょう。場合によっては、引っ越しや転職などで環境を変えるのも一つの手です。できない時には、病院やセラピストに相談するという方法もあります。
ストレスを感じて眠れない時には、友人や家族に相談するのも一つの手です。自分一人で悩まずに、頼れるものには頼りましょう。
今回は、以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。